脱力俳句
古本屋で何か本を買ったついで買った本。
勝手に季語を作った俳句。
「ちくられて 腕にくいこむ 春手錠」
個人的に一番好きな一句。
「薫風や 湯底でゆれる 気絶爺」
バカバカしくて力が抜ける作品でした。味わい深い
決して派手な大立ち回りをせず、日常の一部分を掘り下げて切り取ったようなプリミティブな作風の吉田戦車にあって、このような表現方法は大正解と言えるだろう。シュールな5・7・5の句に、吉田戦車の味のある絵が乗っかり、その静けさという点ではまさに句集のそれである。笑うというより味わうという楽しみ方が適切だろうか。また評者である糸井重里の寸評も絶妙なアクセントになっており、投げっぱなしのシュールな世界観にツッコミを与える事で、上手くバランスが取れている。さあ読むぞてな具合でなく、電車の中など、ふと思い出したときにパラパラと頁を捲りたい一冊である。だらりーんと讀もう
なんじゃエハイクって……
あぁ、「絵と俳句」かぁ!!
吉田戦車さんのぶっとんだ俳句(季語がたまにないけど)に、“あの絵”がついたら、面白くないわけがない!!
ゲラゲラ笑い飛ばしましょう。
祖父江さんの装丁も相変わらずカッチョエエ!
でもちょっと高いかなぁ。
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